ご自宅に固定電話機はありますか?
電話機のない家庭は、今では珍しくないとか。大型家電ショップを見ても、電話機コーナーはずいぶんと縮小されてしまいました。
光インターネットの環境があれば、月額500円だけで光IP電話が利用できます。
フレッツ光(光コラボ含む)の「ひかり電話」は、『スマホdeひかり電話』が使えるのをご存知ですか?
スマホが固定電話機の代わりになるんです。
無線LAN(Wi-Fi)環境があれば、アプリをインストールするだけ。スマホで「ひかり電話」ができます。
スマホのかけ放題プランに入っているから、必要ないですか?
「0570」のナビダイヤルなどは、かけ放題の対象になっていませんよね。
「スマホdeひかり電話」は、二世帯住宅や大家族にもお薦め。
家族全員のスマホが、自宅のひかり電話の電話機になります。スマホ同士で内線通話もできます。
数人規模の事務所も利用価値ありです。
社員所有のスマホを会社の電話機にできます。着信はもちろん、ひかり電話経由で発信もできるので、社員に電話代を負担させることはありません。
スマホを利用すれば、電話機の増設はタダ。
ひかり電話の追加番号サービス「マイナンバー」と合わせて、ご利用を検討してみては如何でしょうか?
この記事では、「スマホdeひかり電話」対応のアプリ「AGEphone」利用方法についてご紹介します。
スマホdeひかり電話対応の「AGEphone」アプリ
株式会社ageetの「AGEphone(エイジフォン)」アプリは無料でダウンロードできます。
AGEphone
ageet corporation無料posted withアプリーチ
設定は難しくありません。詳しくはマニュアルを参照ください。
※マニュアル:【iPhone用】【Android】
実は2台のスマホで、最初の設定で失敗しました。
スクリーンショットを取りながら設定したのが良くなかったかもしれません。アプリを削除し、インストールからやり直すと、あっけなく簡単に設定できました。
先ずは使用許諾契約書「同意します」
次にテンプレート「ひかり電話(東or西日本)」を選択。
「簡単設定」画面
自動でSIP設定情報がホームゲートウェイから通知されます。内線番号は3。
※内線番号は3~7。5台のスマホが登録可能
音声ウィザードを「開始」。
音声のテストをします※必須
矢印、「〇」表示で利用可能。
「X」が表示されたら再設定。
PCからブラウザーのアドレスバーにドメイン(192.168.1.1)を入力、ホームゲートウェイの管理画面にアクセスすると。
「電話設定」-「内線設定」からスマホの登録が確認できます。
有料オプション
広告非表示:200円
転送機能:400円 ※内線通話や外線通話をボタン一つで転送する事が可能
転送機能の体験版を試しましたが、当方の環境では使えませんでした。
転送機能については、アプリケーション単体で動作する機能ではなく、対応サービスと連携して動作する機能です。転送機能を使われる場合、お使いの電話サービスでAGEphoneの転送機能をサポートしているかご確認ください。転送機能はSIPのREFERメソッド(RFC3515)を使用した転送方式に対応している必要があります。
出典:ageet.com
使い始めたばかりですが、広告はほとんど表示されません。頻繁に出るようであれば、200円なら払っても構わないくらい、便利なアプリです。
電話機の増設に使える
電話機がなくても、スマホとアプリがあれば「ひかり電話」は使えます。
今ある固定電話機の増設機としても使えます。
コードレス電話機を増設したいと思ったことはありませんか?
電話機の子機は単独で購入すると、結構高いんです。オークションで中古を探しても、親機に比べ子機は割高。新品の電話機セットを子機だけ残し、親機をオークションやメルカリに出品するケースも多いようです。
スマホは子機として使えませんが、無線なので子機のように使えなくもありません。
リーズナブルに子機、電話機を増設する方法が、スマホと「AGEphone」アプリ。使わなくなったスマホの再利用もOK。最大5台のスマホが増設できます。
ホームゲートウェイの設定
画像はホームゲートウェイの管理画面「内線設定」。
ホームゲートウェイは、2つの電話差込口があります。内線番号1と2は電話またはFAX用に使用。内線番号3~7(IPphone1~5)を「スマホdeひかり電話」に利用できます。
今回は内線番号3と4にスマホを登録しました。
「ニックネーム」は自由に変えられるので、誰のスマホか名前を入れると分かりやすいです。
1契約で最大5番号持てます(月額100円/番)。
複数チャンネルサービス「ダブルチャンネル」と合わせて契約すれば、同時に2回線分の通話もできます。
ホームゲートウェイに接続できる固定電話は2台まで
マイナンバーを契約すると、1台の電話機から複数の着信番号を選択できますが、通知番号は1つです。
ホームゲートウェイに接続(登録)できる固定電話は2台まで。つまり、複数の番号を契約しても、通知できる番号は2番号となります。
ところが、スマホアプリを使うと、すべての番号で発信することができます。
マイナンバーで契約できる番号は最大5番号。ホームゲートウェイに登録できるスマホも最大5番号。各スマホに異なる通知番号を割り当てると、5番号すべてで発信できます。
例えば、末尾が0001、0002、0033、0034、0035の電話番号があるとき。
固定電話から通知できる番号に0001と0002を選択したとします。固定電話は全ての番号からの着信は可能ですが、0033、0034、0035から発信することはできません。
この発信できない各番号をスマホ3台に割り当てると、固定電話から発信できない番号を通知させることができます。
設定はホームゲートウェイの設定画面「内線設定」→内線番号3~7の[編集]
【電話番号設定】欄で、スマホの通知番号を最大5番号(上の画像では3番号)の中から選択できます。このとき、固定電話の通知番号から外れた番号を選択すると、スマホからその番号で通知することができます。
固定電話と同様、スマホも着信させたい電話番号を複数選択することもできます(通知番号の選択は必須)。
マイナンバーを活用すれば、自分専用の「ひかり電話」番号がスマホで持てる。スマホの電話帳は、そのまま「AGEphone」でも利用できます。
AGEphoneは内線通話もできる
登録したWiFiの範囲内であれば、最大5台のスマホから内線通話ができます。
内線通話は簡単。
「AGEphone」アプリのキーパッドから、ホームゲートウェイで設定した「内線番号」と受話器(ダイヤル)ボタンを押すだけです。
<参考>スマホが子機になる電話機
アプリ「AGEphone」以外でも、スマホから「ひかり電話」を利用する方法があります。
スマホが「子機」になる電話機がPanasonicから発売されています。
モデムダイヤルイン対応の電話機は、マイナンバー契約時、親機と子機・スマホの番号鳴り分けができます。
スマホを子機にするにはアプリのインストールが必要です。
スマートフォンコネクト
Panasonic Corporation無料posted withアプリーチ
対応する電話機なしに、アプリだけでは利用できません。
FAX付電話機でスマートフォンコネクトを1年ほど利用しました。スマホのスリープ中にアプリが結構な頻度で落ちます。2台のスマホに登録しても、着信が鳴るのは1台だけでした。
電話機の子機としてスマホが利用できるのは大変に便利です。使い方にもよりますが、電話機としては「AGEphone」の方が使えます。
最後に
できれば、自宅の電話番号を書きたくない書類とかありますよね。スマホの番号でも。そんなとき、「ひかり電話」があればマイナンバー契約。月額100円で自宅に別の番号が持てます。特定のスマホだけに鳴る設定もできます。
スマホは固定電話よりも高機能。電話帳に登録できる番号が多く、漢字表示も可能。発信&着信記録も固定電話機よりも見易く残せます。
「AGEphone」は無料のアプリ。「ひかり電話」を契約中の方は、一度試してみては如何でしょうか。
auひかり電話の方は「スマホで固定電話」
KDDIの光回線「auひかり」をご利用の方は
auひかり電話の専用アプリ『スマホで固定電話』をご利用ください。