会社または自宅のひかり電話、スマホで外出先からも発着信ができたら良くないですか?
ひかり電話の番号と料金はそのまま、スマホから利用できるサービスがあります。
「クラウドPBX」。料金は別途必要です。
本来はビジネス向けのサービス。
クラウドPBXのメリットは遠隔地でも無料で内線通話ができ、スマホから外線通話ができることです。
今回紹介するのは、1端末でも、内線機能なしで利用できるクラウドPBX。個人でも家庭でも利用できます。このサービスを使えば、1人でもクラウドPBXを経由して、今あるひかり電話の固定電話番号をスマホから発着信ができます。
ひかり電話とスマホ、ビズネスにプライベートに有効活用しませんか。
※以下の金額表記は税別
クラウドPBX
PBXとは電話回線の交換機。いわゆるビジネスフォンの主装置。PBXは複数の電話機と回線をまとめ、内線同士の接続、内線と外線の接続を制御します。
本来、PBXは電話機と同じ建物内に設置されますが、「クラウドPBX」は場所を必要としません。クラウド上のサーバーがPBXサービスを提供します。
クラウドPBXの内線通話は、インターネットに繋がれば場所を選びません。外線もどこからでもスマホからでも固定番号で発着信できます。
着信者にも料金負担がかかる転送電話と違い、クラウドPBXは通常の電話と同様に着信通話料は発信者だけの負担です。
クラウドPBXサービスは現在、数社から提供されています。
ナイセンクラウド
数あるクラウドPBXサービスの中で、少人数でも利用できるクラウドPBX「ナイセンクラウド」 。法人はもちろん、個人での契約も可能です。
NTTフレッツ光(光コラボを含む)回線のひかり電話が、そのまま利用できます。
NTT全国番号(既存電話番号可)に対応。
050番またはフリーダイヤル(0120、0800)を新たに取得すれば、固定回線なしでも契約できます。
※Rakuten(旧Fusion)、KDDI、NURO回線にも対応できます
運営会社
ナイセンクラウドの運営会社
商号 | アイティオール株式会社 |
所在地 | 東京都港区芝大門1-16-5 芝大門加藤ビル |
設立日 | 2007年4月11日 |
資本金 | 2700万円 |
ナイセンクラウド利用料金
ナイセンクラウドの利用料金は1、2、5の内線数で決まります。
例えば
スマホ1台だけで利用する場合は「1」。IP電話機1台と併用する場合は「2」。
ライト (1人用) | ペア (1~2用) | プロ (会社用) | |
---|---|---|---|
初期費用 | 10,000円 | ||
月額費用 | 2,000円 | 5,000円 | 10,000円* |
内線端末数 | 1 | 2 | 5 |
内線通話 | x | 〇 | 〇 |
※6内線以上は、プロの月額費用に1内線1,000円の加算
<共通事項>
留守番電話メール、発着信ウェブ履歴、対象・時間別ルール設定が無料で利用できます。
接続利用料金
ナイセンクラウド利用料金の他にも、電話回線の接続利用料金も必要です。
料金は電話事業者で異なります。ここでは、地域電話番号(011、03など)すべてに対応するNTT料金を紹介します。
NTT接続利用料金(2~8チャンネル)
初期費用 | 0円 |
月額費用 | 1000円/1番号 |
500円/接続機材1台 |
接続機材1台で「ひかり電話(2チャンネル)」の着信は電話番号5個まで、発信は電話番号1個まで利用できます。2番号で発信させたい場合は接続機材が2台必要です。
「ひかり電話オフィスA(4~8チャンネル)」を利用すれば、発着信ともに使える電話番号は無制限。発信番号を使い分ける場合はその数の接続機材が必要です。
全国の地域電話番号に対応しないRakuten、KDDI、NURO回線の接続利用料金は、公式ページでご確認ください。
ナイセンクラウドの料金は「ナイセンクラウド利用料金+接続利用料金」です。
料金シミュレーション
ナイセンクラウドの料金は、公式サイトから見積もり可能。
予定する内線数と外線数を入力すると、初期費用と月額費用をシミュレーションできます。結果は見積書としてダウンロードできます。
興味のある方はお試しください。
ナイセンクラウドが利用できる端末
ナイセンクラウドを利用するには、インターネット環境と端末が必要です。
利用できる端末は以下
- スマートフォン(iPhone/Android)+無料アプリ
- ヘッドセット&PC(Windows/mac)+無料アプリ
- SIP対応のIP電話機
内線端末1台からスマホで固定電話ができる
ナイセンクラウドの1人用ライトプランを利用すれば、現在利用中または予定のひかり電話番号を外出先からでも、スマホから発着信できます。利用できる端末は1台だけです。
内線通話が可能なペアプラン以上にすれば、外線電話の引継ぎが遠隔地でも可能。ビジネスフォンとして利用できます。
通話料金は「ひかり電話」と同じ。着信に転送料金がかからないので、転送サービスよりもお得に使えます。
1人用ライトプランの見積もり例
1端末(スマホ)でNTTひかり電話1番号を利用するケースの見積もり
初期費用:10,000円
- ナイセンクラウド利用料金:2,000円(ライトプラン・1内線)
- NTT接続利用料金:1,000円(1番号・2チャンネル)
接続機材(ゲートウェイ)レンタル料金:500円(1台)
上記の他に、ひかり電話の利用料金(基本料金、通話料金など)が毎月必要。金額は契約先のNTTまたは光コラボと変わらず。支払先も変わりません。
小規模officeには内線通話・内線転送(取次)
小規模な会社のビジネスフォン導入には、クラウドPBXがおすすめです。
スマホが会社の電話機として利用できます。出先からでも、固定電話の着信が受けられます。折り返し電話も固定電話番号からかけられます。
「ナイセンクラウド」の内線通話付きプランなら遠隔地でも内線通話が無料。ビジネスフォンと同様に、外出中のスタッフに外線をそのまま取り次ぐことができます。
もちろん、2台同時着信できます。事務所ではIP電話機、外ではスマホの使い分けが可能です。
発着信履歴をウェブで確認でき、留守番電話メールも付いてます。
PBXの設置を必要とする従来のビジネスフォンはもう必要ありません。
クラウドPBXは、携帯に比べ機能が劣る固定電話を一気にIT化できます!
固定電話回線が不要な転送電話サービス
クラウドPBXではなく、固定回線が不要な転送電話サービスもあります。
NTTの転送電話「ボイスワープ」と違い、発信時も固定電話の番号でかけられます。
犯罪防止のため、現在はサービスの厳格化が審議されています。
それでも、利用できるサービスはあります。別記事で紹介しています。よろしければご覧ください。
