ECサイトはもちろん、物販ブログでも「絞り込み検索」があると良いですよね。
ネットで調べれば、作り方は出て来ます・・・。でも、シロートにはハードルが高そう。
業者に頼めば、安くても数万円かな?
ワードプレスでは、無料のプラグインがあります。
「WP Custom Fields Search」
見つけたのは2016年頃。バージョンは「0.3.27」。日本語版も配布され、解説記事も多く、使いやすいプラグインでした。
ところが
2017年に、レンタルサーバーのデータベースをPHP5からPHP7にアップしたところ、「WP Custom Fields Search」が原因でサイトが真っ白。
どうやらPHP7には対応していないようです。
しばらくPHPのアップを諦めてました。
でもやっぱり
PHP7でサイト高速化を目指したいので、新しく「絞り込み検索プラグイン」を探してみました。
- PHP7対応
- カスタムフィールド対応
- カスタム投稿対応
- 無料または安価
結論
選んだのは、有料の「Search & Fillter Pro」
この記事では、候補にピックアップしたプラグインも合わせて紹介します。
Search & Fillter Pro
有料:SINGLE SITE $20、DEVELOPER(サイト数無制限) $75
料金の違いは1年間にアップデートできるサイトの数。SINGLE SITE版でも複数のサイトで利用できますが、アップデートできるのは1サイトだけです。
ライセンスは1年間有効。自動アップグレードやサポートが受けられます。更新をしなくても、継続利用は可能です。
カスタムフィールドとタクソノミーの検索にも対応。
機能的には十分。ネットでの評価も悪くはありません。有料でも2,000円チョットなら安いので購入しました。
英語は不得手、プログラミングの知識もないため、設定に少し苦労しました。
詳しく書かれた日本語の解説記事もなかったので、カスタムフィールドの作成から検索フォームの設定まで、備忘録として別記事にまとめました。
Search & Fillter Proのちょっと不満な点
Search & Fillter Proを使ってみて、数値の「レンジ」設定で困るケースがあります。
任意の(変則的な)レンジが設定ができません。検索フォームから自由にレンジが決められる「スライダー」は便利ですが、範囲が大きすぎる時に困ります。
例えば1,000円~10,000円がメインの商品の中に、10万円の商品を1つ入れた場合。全商品を価格での検索対象とするには、レンジを1,000円~100,000円で設定しなければなりません。10万円の商品のために、10,000円~100,000円の無駄なレンジができます。
用途によってはレンジを選択制にして、「1,000以下」「10,000以上」のような選択肢があると便利なんですが。
Search & Fillter フリー版
無料プラグイン
「Search & Fillter」はフリー版もあります。
検索すると、フリー版の記事ばかりです。
検索範囲はカテゴリーとタグ。UIはプロ版と全く異なり、お試し用にはなりません。併用も不可(プロ優先)です。
WP Custom Fields Search
無料プラグイン
PHP7に対応していれば、機能的にも無料の「WP Custom Fields Search(0.3.27)」で十分。現行バージョン(1.2.11)でも対応していません。
※2018.8時点
PHP7に対応した時、じっくりと試してみたいです。
検索方法はドロップダウン、チェックボックス、ラジオボタン、テキスト検索の一通り。
ECサイトに必須のカスタムフィールドも検索できます。
レンジ(価格帯など)の検索も可能ですが、先に範囲を提示して、そこから選択させます。検索フォームからレンジを自由に設定することはできません。
PHP5.6なら動作します。気にしない方は無料なのでお試しを。
FE Advanced Search
有料:無制限 ¥59,800 (税込)
国産の絞り込み検索は「FE Advanced Search」一択。
「FE Advanced Search」は、 複数の条件(カテゴリ/タグ/カスタムタクソノミー/年月/キーワード/カスタムフィールド/等)による絞り込み検索機能を提供する「WordPress」用のプラグイン(追加機能)です。iPad 1台分の価格でご購入いただけます。その上、サイトごとの追加ライセンス料もなく、今後の機能追加の際も無料でアップグレードでき、 技術サポートも無料で受けられます。 プラグイン形式なので設置も簡単です。
サイト数、アップデートも無制限。PHP7対応。
「iPad 1台分の価格」とは言え、高いので躊躇します。
設定画面が日本語なのはストレスありませんね。日本語でサポートを受けたい方、複数のサイトで長く利用した方お薦めです。
他のプラグインで、検索フォームのレイアウトで行き詰った方にも良いかもしれません。
検索条件は
- ドロップダウンメニュー
- チェックボックス(AND/OR検索の選択が可能)
- ラジオボタン
- リストボックス(AND/OR検索の選択が可能)
- テキストボックス(フリーワード検索)
検索フォームを簡単に自由に作成できる設定パネルがWordPress管理画面内に用意されています。
「FE Advanced Search」の魅力は、検索フォームが簡単に作成できることです。
検索フォームは本文中にも設置でき、CSSでレイアウトできます。設定画面から各検索項目に任意のタグが付けられます。
いつか利用したいプラグインです。
Advanced Filtering for WordPress
有料:Basic $99、Professional $249
購入に至っていません。
デモサイトを見る限りは、安い「Search & Fillter Pro」で良いのかな。でも、高い分、UIでは優れているかもしれません。
「Search & Fillter Pro」が思うようにカスタマイズできなかった方は、試してみては如何でしょうか。