ハンズフリーで、照明を点けたり消したりできると便利ですよね。
作業をしながら、ベッドの中から、離れた部屋から、照明をON/OFFできるのが「スマートLED電球」。
OKグーグル、でんきをつけて!
スマートスピーカー(AIスピーカー)があれば、すぐに実現可能です。
スマートLED電球は「Philips Hue」がメジャーでしたが、電球単体だけではスマートスピーカに対応せず、ハブ(Hue(ヒュー)ブリッジ)が必要。
Philips Hueよりも安く、しかもハブ(ブリッジ)なしでも使えるスマートLED電球が、現在はネットショップではたくさん売られています。
この記事では、ブリッジなしでもスマートスピーカーだけで使える、安価でおすすめなスマートLED電球を3商品ご紹介します。
おすすめのスマートLED電球をピックアップ
Amazonサイトから実際に購入したスマートLED電球を紹介。すべて「made in china」です。
おすすめのメーカーは「アイリスオーヤマ」と「TP-LINK」。
安価なノーブランド商品(Magic Hue)もご紹介。
アイリスオーヤマ
初めてのスマートLED電球におすすめなのはアイリスオーヤマ製。
なんと言っても、日本のメーカーですから安心。取扱説明書やサポートが国内基準です。
Amazonサイトでは当初、50形相当しか出品されていませんでした。しかも、値段が高い。7月のプライムセールを過ぎた頃、ようやく60形相当も出品されました。
なんと、50形相当より安い!(2019.8時点)
アプリの設定も一番簡単でした。
TP-LINK
Wi-Fiルーターで世界トップシェアの「TP-LINK」。
中国の会社ですが、日本法人も設立。安物の中華ガジェットとは一線を画す品質は、言うまでもありません。
商品は3年保証。ネットワーク製品には定評のあるメーカーです。
取扱説明書は簡素ですが、公式サイトにサポートページが用意されています。
電球は調光タイプと調色調光タイプの2種類のみです(2019.8時点)。
ノーブランド(Magic Hue)
Amazonサイトには、たくさんのノーブランド・スマートLED電球が出品されています。これらの商品はある日突然、サイトから消えます。小ロットで生産されているようです。
商品名「Magic Hue」を購入しましたが、外箱には「SMART LEDBULB」と表記されています。この商品、現在はAmazonに出品されていません。
安さだけを求めるなら、ノーブランドの格安中華スマートLED電球がおすすめです。ただし、サポートとセキュリティは期待できません。
例えば、「Magic Hue」はアカウント登録に二段階承認はありません。アプリも商品名とは異なる名前の汎用?(専用ではない)アプリを使います。
ノーブランド品は明るさが50形相当以下(暗め)ばかりです。ご注意ください。
ノーブランド2
「Magic Hue」意外にも。ノーブランド商品はいくつかあります。安いです!
E17の場合
お使いの照明器具の口金がE26よりも小さなE17の場合、スマートLEDを探すとなかなか見つかりません。
変換ソケットを使えば、E17電球よりも安いE26の電球が付けられます。
LED電球の明るさ
従来の白熱(シリカ)電球の明るさ目安はワット(W)数。本来、明るさを知るにはルーメン(lm)です。
ルーメンとは、光束のことで光源からの光の量。
白熱電球のワット数はルーメンに換算できます。
ワット(W) | ルーメン(lm) |
---|---|
30 W | 325 lm以上 |
40 W | 485 lm以上 |
50 W | 640 lm以上 |
60 W | 810 lm以上 |
80 W | 1160 lm以上 |
100 W | 1520 lm以上 |
LED電球のワット数に対する明るさは
LED | 明るさ(lm) |
---|---|
4.4~4.9 W | 40W相当(485 lm) |
7.0~7.8W | 60W相当(810 lm) |
12.5~12.9W | 100W相当(1520 lm) |
照度測定
Amazonサイトから購入した安価な照度計で測定してみました。
アイリス | TP-LINK | Magic Hue |
---|---|---|
8.9W | 9.5W | 7.5W |
47.4lux | 45.1lux | 33.8lux |
本記事で紹介したLED電球を同条件で比較すると
明るさ(ルックス)順に、アイリスオーヤマ>TP-LINK>Magic Hue。
※測定したMagic Hueは現在Amazonサイトに出品されているものと違います
スマートLED電球のWiFi接続
スマートLED電球に限らず、IOTガジェットをスマホに登録する手順は以下の通り。
- スマホに専用アプリをダウンロード
- アプリにアカウントとパスワードを登録
- アプリに位置情報を「許可」
- ガジェットにWiFiのアクセスポイント(SSID)と暗号キーを登録
- スマートスピーカーにガジェット(デバイス)をセットアップ
重要なのは4のWiFi登録
ガジェット本体からWiFiの登録ができれば簡単ですが、できません。これをスマホのアプリで行います。
- アプリからガジェットのアクセスポイント(SSID)にアクセス
- 2.4GHzのWiFiアクセスポイント(SSID)と暗号キーをガジェットに登録
以上の手順でガジェットとWiFiルーターが接続します。
ガジェットとWiFiルーターの橋渡し役がスマホです。
IOTガジェットをWiFi接続させるには、アプリの位置情報「許可」が必須です。
スマホとガジェット、WiFiルーターの相性もあるのか、接続できないケースもあるようです。上手く行かない時は、OSの異なる端末があれば別の端末で試みるのも手です。
ガジェットに一旦WiFiが登録されれば、後の設定はスムーズに行きます。
設定に失敗したときは、ガジェットを一度リセットすることをおすすめします。リセット方法は取扱説明書等でご確認ください。
スマートスピーカーにスマートLED電球を登録
スマートLED電球を音声で操作するには、スマートスピーカー(AIスピーカー)が必要です。
スマートスピーカーとは「Google Nest」と「Amazon Echo」。
スマートLED電球をスマートスピーカーに登録する方法は別記事で紹介しています。
スマートLED電球の設置例
天井にある照明器具用配線ダクトに設置するケース。
「スライドコンセント用引掛けシーリング」と「引掛け電球ソケット」が必要になります。
壁にあるスイッチは「ON」のまま。
後はスマートスピーカーから電球のON/OFFをします。
\引掛シーリング用の配線ダクト/
まとめ
スマート家電、IoTガジェットは便利なんですが、Wi-Fi接続できないと遠隔操作ができません。設定のどこに原因があるのか、堂々巡りに時間を浪費します。
カスタマーレビューに「接続できない」が散見するこの手の商品は、設定にそれなりの覚悟が必要です。
段々慣れてきましたけどね。