個人事業や少数事務所または起業予定の方、固定電話はどうしてますか?
費用面では、インターネット環境があれば「ひかり電話」が一番お得です。
携帯電話が普及しても、ビジネスに固定電話番号は不可欠。
初めてのお客様は固定電話が窓口になります。ホームページや名刺に掲載する連絡先が携帯電話番号では、社会的な信用が得られません。
せっかく固定電話があっても、留守にしがちで、電話に出れなければ意味がありません。留守番電話の応答では不信感が募るだけです。
おそらく一番の解決策は、転送でんわサービス「ボイスワープ」。固定電話の着信を携帯電話へ転送できます。
ご存知ですか?
固定電話を持たなくても、固定電話の番号を取得する方法もあります。
スマートフォンから固定電話の番号を発着信。ビジネスに限らず、一般家庭でも利用できるサービスです。
固定回線が引けない環境でも固定電話の番号が持てるんです。
この記事では、スマートフォンで利用できる固定電話番号の「転送電話サービス」についてご紹介します。
固定電話番号を利用する転送電話サービス
固定回線&電話機は不要
スマートフォンだけで局番付きの固定電話番号が利用できます。
光インターネットがない(ひかり電話が利用できない)環境でも初期費用の負担が少なく、固定電話番号が持てます。
ビジネスはもちろん、ご家庭でもご利用できます。
転送電話サービスとは
固定電話番号からの着信はもちろん、相手先の端末にも固定電話番号を表示させて電話をかけることができます。
転送電話サービスはスマートフォンから発信すると、番号を固定電話番号に付け替え、着信先へ転送します。
サービスによっては、IP電話機及び宅内機器(アダプタ)でも利用ができます。
「Toones(ツーネス)」転送電話
株式会社Karigoが運営する「Toones」転送電話は、複数の市外局番からも番号が選択可能。
提供された番号を相手側に通知して発信する事も可能です。
電話番号の持ち込み(ナンバーポータビリティー)もできます。
料金
料金はポイント制(1pt=1円)。
初期費用:2,980pt
基本料金:998pt/月
通話料:12.73pt/30秒
転送料:携帯宛18.6pt/1分、固定宛9.3pt/3分
リンク
詳細は公式サイトでご確認ください
アプリで使える「03plus」
株式会社グラントンの「03plus」はサービス内容が充実しています。
複数人で利用できる代表電話番号や直通番号の付与。社内間無料通話が可能です。
通話料が少し高いですが、「10分かけ放題」プランがあります。
- 転居先が同一の市外局番内であれば、番号を変えずに引っ越し可能
- FAX機不要、指定の電話番号に電話・FAXを自動判別してメール受信可能
- 営業時間外のアナウンスのオリジナル音声やスケジュール登録が可能
- スマホの電話帳の他、会社共有の電話帳を持つ事が可能
料金
初期費用:5,000円、基本料金:980円/月
または
初期費用:0円、基本料金:11,760円/年
通話料:20円/30秒、10分かけ放題1,000円/月
※着信時の通話料金はなし
※決済毎に別途決済額の5%の事務手数料が加算
<オプション>
専用IP電話機:レンタル1,200円/月、買取9,800円
アナログ変換機:7,800円
リンク
利用できる地域か、アプリがご使用の端末で使えるか
公式サイトでご確認ください
アプリで使える「CITVPlus」
テレプラス・コミュニケーションズ株式会社の「CITVplus」は1つの番号を5人で共有でき、内線通話が無料。留守番電話機能も無料で使えます。
ただし、契約できるエリアが限定されます(エリアは拡大予定)。
料金
初期費用:5,000円
基本料金:980円/月
通話料:携帯宛17.5円/1分、固定宛8円/3分
※着信時の通話料金はなし
※決済毎に別途決済額の5%の事務手数料が加算
<オプション>
固定電話用ターミナルアダプタ:10,000円
リンク
利用できる地域か、アプリがご使用の端末で使えるか
公式サイトでご確認ください
auスマホ/ケータイ専用「auオフィスナンバー」
費用が一番リーズナブルでお薦めなのが「auオフィスナンバー」。
ただし、auスマートフォン・ケータイ契約の法人限定です。
auユーザーでも個人契約の方は利用できません。
「auオフィスナンバー」は、これから事業を立ち上げる方に最適。固定回線に比べ、初期費用も通信コストも抑えれます。
固定電話番号ポータビリティに対応します。
固定電話番号→「auオフィスナンバー」または「auオフィスナンバー」→固定電話番号
事業が軌道に乗れば、固定回線へ番号移設ができます。KDDIブランドなので、安心して番号の継続利用ができます。
料金
初期費用100円、基本料金800円/月
通話料7円/30秒
法人契約のauスマホ・ケータイのみで利用可
リンク
利用できる地域か、アプリがご使用の端末で使えるか
公式サイトでご確認ください
固定電話の転送サービス厳格化へ
困ったことに、昨今は転送電話サービスが悪用されています。
あたかも局番エリアの固定電話からかけているかのように装い、犯罪の温床となっています。
2018年、総務省は転送サービスの厳格化について審議中です。
悪用防止策として、本人確認の徹底が挙げられています(局番03を使う場合は東京の住所が必要)。
また、転送サービスの利用には、住まいや事務所に固定回線&電話があることが条件になるかもしれません。
従いまして
本記事でご紹介した転送サービスは、今後は一定の条件下でないと利用できなくなる可能性もあります。ご了承ください。
※総務省の審議結果が確認でき次第、記事を加筆します
申込受付を停止中または終了したサービス
楽天コミュニケーションズ
-申込受付停止中-
初期費用1,000円、基本料金1,080円/月
通話料:携帯宛15.9円/1分、固定宛8円/3分
イエデンアプリ
-申込受付停止中-
初期費用2,000円、基本料金500円/月
通話料:携帯宛17.5円/1分、固定宛8円/3分、050宛10.8円/3分
※東京(03)、大阪(06) エリアのみ
※固定回線があれば、全国でひかり電話料金で利用可能
ShaMo!
-サービス提供終了-
基本料金(1社)1,500円/月+1人900円/月
かけ放題プラン2,700円
通話料20円/30秒
クラウドPBXでもスマホから固定電話
転送電話サービス以外にも、スマホで固定電話番号が使えるサービスがあります。
クラウドPBXサービス
ひかり電話&番号が必要です。フリーダイヤル(0120,0800)または限定局番であれば、固定回線なしでも利用できます。
本来はビジネス向けのサービスですが、個人でも1人から利用できるサービスです。
詳しくは別記事をご参照ください。