ひかり電話を設置以来、オプションサービス「マイナンバー(追加番号)」と「ダブルチャンネル(複数チャンネル)」を利用して、1契約で2番号を利用しています。
今回、新たにもう1番号を追加しました。
因みにNTTのサービス名称は東日本と西日本で異なります。
- <東日本>マイナンバー=<西日本>追加番号
- <東日本>ダブルチャンネル=<西日本>複数チャンネル
※以降、サービス名称は東日本の名称で書きます
「マイナンバー」と「ダブルチャンネル」は通信コストを削減する、SOHOまたは小規模事務所にお薦めのサービスです。
住居でも、FAX利用又は二世帯住宅など、大変に利用価値があります。
ひかり電話は1契約で最大5番号まで利用できますが、ホームゲートウェイに接続できる電話機等は最大2台。同時に使えるのも2台まで。
3~5番号利用する場合は、電話番号を大きく2つのグループに分ける必要があります。
ひかり電話のオプションサービスを利用するにあたり、NTTまたは光コラボ事業者へ事前に問い合わせました。しかし、正確な情報を得ることが出来ませんでした。
実際にサービスを利用することで、わかったことがいくつかあります。
そこで、備忘録目的で、マイナンバーに関する記事を残すことにしました。
同じくひかり電話の番号追加をご検討中の方にも、お役に立てれば幸いです。
ひかり電話のマイナンバー
加入電話は、原則1番号ごとに基本料金がかかりますが、ひかり電話のマイナンバーは100円/月で追加の番号が持てます。
例えば、電話とFAXを1契約で2番号利用できます。
インタネットと電話の接続口、ホームゲートウェイにある2つのポートに番号を振り分けると、電話とFAXに各番号が振り分けられます。
ただし、2番号を同時利用できません。
利用したい場合は「ダブルチャンネル」を別途申し込む必要があります。
ホームゲートウェイの設定は
光インターネットの開通時に派遣工事があれば、NTT(下請け業者)の作業員が同時にセットします。
無派遣工事または開通後にオプション追加の場合は、自分で設定しなければなりません。
別記事「フレッツ光のひかり電話を解説――」でも紹介しています
ひかり電話マイナンバーの初期費用
光インタネット開通後、マイナンバーを申し込んだ場合の工事費。
基本工事費:1,000円
マイナンバー工事費:700円
※光インターネットと同時に申し込むと基本工事費はなし
今回は加入電話の番号を移設したので
同番号移行費:2,000円
光コラボへの支払い合計3,700円
加入権を残す場合は、NTTに番号休止費として別途2,000円(基本工事費1,000円+交換機等工事費1,000円)必要。
※上記金額は税抜
ひかり電話マイナンバーの申し込み手続き
光インターネットを光コラボで契約している場合、ひかり電話のサービス追加は光コラボに直接申し込みます。NTTではありません。
今回、契約中の光コラボ事業者へマイナンバーを申し込んだところ、立ち合い工事ではなく局内工事だけ。作業員の派遣はありませんでした。
ホームゲートウェイの設定はどうすればよいのか?
工事前に光コラボ事業者へ電話したところ
「自分でやって下さい」との回答。
設定方法は?
「工事完了後、弊社の『工事サポート』に問合せてください」との返事。
マニュアル等はないようです。
諦めて、設定方法をネット検索しました。
ホームゲートウェイのマイナンバー設定方法
マイナンバー追加工事の当日
局内工事の完了を見計らって、追加した番号にかけてみました。すると、鳴ったのはFAX。
FAXは専用回線にしたいので困ります。
着信を電話用のポートに変更できるのか?
ホームゲートウェイの設定画面で見てみることに。
ホームゲートウェイ設定画面へのアクセスはパソコンから行います。
ブラウザー(chromeなど)のアドレスバーに「192.168.1.1」を入力。するとログイン画面が表示され、ユーザー名とパスワードを入力。
以下はホームゲートウェイ「PR-500KL」での設定
「+基本設計」→「内線設定」を選択
画像は内線番号1にFAX、2に電話を設定した例
※ニックネームは変更済
内線番号1はFAX専用回線で利用中。ここに2番号設定されていたので、内線番号2(TEL)を2番号に設定します。
設定方法は右端「操作」の「編集」から。
【電話番号設定】
各内線番号で着信できる番号が設定できます。
「内線番号1」は1番号(FAX)のみ設定。「内線番号2(上画像)」は他2番号を着信番号に設定。2番号の内、相手先に通知する番号(通知番号)を1つ選択します。
※3番号すべての通知はできません
2番号は着信音選択から鳴り分けができます。
「IR」:「プルルルル♪…プルルルル♪…」と長く。
「SIR」:「プルルッ♪…プルルッ♪…」と短く。
着信音の違いで、どちらの番号にかかってきたのか判断できます。
【ひかり電話設定】
モデムダイヤルイン □使用する、をチェックすると
電話機の親機と子機で鳴り分けができます。上記の着信音選択との併用も可能。ただし、モデムダイヤルイン対応の機種に限ります。
FAX付電話機の場合、モデムダイヤルインを利用すれば、FAX用と電話用の2番号で利用できます。
モデムダイヤルイン対応の電話機
マイナンバーで複数の電話番号が持てるひかり電話は、モデムダイヤルイン対応の電話機を利用するのがお薦め。
ホームゲートウェイの「着信音選択」よりも、親機と子機で鳴り分けるのが一番わかりやすいです。
パナソニックからは多くのモデムダイヤルイン対応の電話機が提供されています。
モデムダイヤルインに対応した電話機かどうかは、 取扱説明書で確認します。
電話機の鳴り分け設定方法は 取扱説明書「親機の機能一覧」に記載されています。
例えば「VE-GD77」はP64の左上。
「ファックス+電話機」ならファックス専用番号にかかってくると、呼出音を鳴らさずにファックスを受信することもできます。
もちろん、親機と子機の鳴り分けも可能です。
まとめ
ひかり電話に限らず、インタネット関連のサービスは詳しく情報を得ることが難しい。
NTTのコールセンターへ問い合わせても、契約社員?の女性が対応するだけ。ネットで調べて分からないことは、電話に出られた方(オペレーター)に聞いても十分な回答を得られません。
光コラボ事業者も同じ。ひかり電話について詳しく尋ねると、必ず待たされます。どこかに確認している様子。
派遣工事で来られたNTT(下請け業者)の作業員に聞いても、オプションサービスまでは十分に理解されていないようでした。
インタネット関連のサービスは複雑になり過ぎて、すべてを熟知した人に直接簡単に聞くことはできません。これはどの業界も同じですけどね。
裏技
スマホとアプリを使えば、マイナンバーで契約したすべての番号で発信できます。
マイナンバーは最大5番号まで持てますが、固定電話から発信できるのは2番号だけ。3番号以上利用したい方はスマホとアプリ「AGEphone」の利用がお薦めです。
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