今どきのお部屋探しの第一歩は、インターネットですよね。
やはり、不動産ポータルサイトを利用しますか?
「SUUMO」「LIFULL HOME’S」「athome」・・・
どのポータルサイトでお部屋を探しても、だいたい似たような物件が掲載されています。
ポータルサイト上の空室情報は、すべてが不動産会社の広告。掲載料金を負担する不動産会社の出稿により構成されています。
1社だけが独占的に契約できる物件(専任物件)を除き、多くの賃貸はどの不動産会社でも仲介できます。同じ部屋を複数の業者が募集広告を出すのはそのためです。
つまり、募集広告をポータルサイトに掲載していない不動産会社でも、空きがある物件の殆どは仲介できます。
無意識の内に、ポータルサイトでは、「お部屋探し=不動産会社選び」になっています。
気づいてますか?
お部屋とは別に、不動産会社も自由に選べるんですよ。
今回は賃貸探しで人気の
「SUUMO(スーモ)」と「LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)」の相違点などをまとめてみました。
お部屋探し第一歩の参考となれば幸いです。
掲載物件数と掲載料金システム
お部屋探しとは直接関係ありませんが、ポータルサイトに掲載するための料金の違いを知ると、効率的なお部屋探しのヒントになるかもしれません。
「LIFULL HOME’S」掲載料金のシステムは、他のポータルサイトと異なります。この違いが、各サイトを閲覧した時に感じるチョットした違和感です。
「SUUMO」は掲載課金
月間内の掲載数(枠)で広告料金が決まる、一般的な料金システム。「LIFULL HOME’S」以外のポータルサイトは、すべて掲載課金です。
「LIFULL HOME’S」は問合せ課金(or 掲載課金)
問合せ課金は、メール・電話の問合せのあった物件の賃料と発生した問合せの件数に応じて課金。掲載課金に比べ低額で、無制限に掲載できます。但し、成果が共わない問合せが増えると、従量制よりも割高になります。
※掲載課金も選択可
試しに
「SUUMO」と「LIFULL HOME’S」、パソコンから同じ物件名でキーワド検索してみました。

・・・・・(広告)・・・・・
・・・・・(続く)・・・・・
suumoは「38件」ヒット
各不動産会社38件分の物件情報が下に並びます。

HOME’Sは「44件」ヒット ※suumoより多い
表示されるのは
「掲載物件 11件」
suumoと異なり、全件(44件)分の表示はありません。
募集広告数は44件あっても、先に表示されるのは重複部屋を除いた11件の情報が表示されます。そこには仲介業者名も見当たりません。
詳細をクリックすると、「取扱い不動産会社」が表示されます。このとき、複数の取扱い不動産会社がある場合は
参考までに
検索時点で、実際の空きは1部屋(4階6.7万円)。情報は更新されずに、そのまま放置されています。
「SUUMO」は38件中14件
「LIFULL HOME’S」は44件中13件
既に空きのない部屋を、いつまでも募集広告を出したままにすると
「SUUMO」は掲載費用が無駄になり、「LIFULL HOME’S」は問い合わせがあれば無駄な出費になります。
何れにせよ
どちらで探しても、実際に空いているお部屋は同じです。ユーザーにとってどちらが探しやすいのかが重要です。
「SUUMO」スーモ
:「SUUMO」の検索条件の詳細 (愛知県)
検索条件をいくつかピックアップしてみます。
動画付き、パノラマ写真付きで探せます。suumoは力を入れているようです。
LGBTフレンドリーで探せます。名古屋市内で探したら1件表示されました。
「LIFULL HOME’S」ライフルホームズ
:「LIFULL HOME’S」の検索条件の詳細 (愛知県)
検索条件は、suumoでピックアップした条件以外、ほぼ同じです。
どちらも「人気こだわり条件」があり
suumoは「ペット相談」「洗面所独立」、HOME’Sは「南向き」「追焚機能」をセレクトしてます。※どちらも別の項目でチェックできます
絞り込み検索では
HOME’Sは上から選択するごとに、下で選べる項目が自動的に絞られます。各項目には件数も表示。結果画面を見ることなく、該当物件数を瞬時に確認できるのが特徴です。
AIではまだ物件が探せない
各サイトの「検索条件」を見て頂いて分かるとおり、多岐に渡って項目が並んでいます。
検索時、すべての項目を見てますか?
不動産会社は掲載時に、この項目を、お部屋毎に一つ一つチェックしなければなりません。(チェックミスをよく見かけますね)
ユーザーが絞り込み条件で見つけ出した物件は、「AI」が選別したのではありません。不動産会社が行ったこのチェックにすべて該当しただけです。
このチェック作業の他、不動産会社は写真を掲載したり、時には動画までアップしたり。複数のポータルサイトに掲載したり。やることは増えるばかり。これでは、空室情報の更新は追い付きません。
以上が
既に空いていないお部屋の募集が、いつまでもポータルサイトに残っている言い訳です。決して「おとり広告」ではないハズです。
スマホのアプリから探す
各社、スマートフォン向けのアプリを無料提供しています。
アプリはiOS(iTunes)とandroid(Google Play)向けに2種類、端末に対応したアプリをダウンロードしてご利用下さい、
SUUMO(スーモ)不動産検索アプリ
LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)不動産アプリ
不動産ポータルサイトをまとめて検索
その他のポータルサイト
athomeの他
DOOR賃貸、スマイティ、賃貸スモッカ、Yahoo!不動産もあります。
デザイナーズマンションを探したい方
ポータルサイトでは、条件検索で「デザイナーズ物件」をセレクトできます。
検索したことありますか?
表示される物件に違和感ありませんか?
「デザイナーズ」の定義が決まってないので、新しくて綺麗なだけの物件が結構な割合で表示されます。
名古屋でデザイナーズマンションを効率よく探したい方は、デザイナーズ賃貸マンション紹介サイト「NoMA不動産」がお薦めです。

以上
NoMA不動産からの宣伝でした。