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賃貸契約時に強要される室内消毒・消臭除菌と害虫駆除の内容を調べてみた

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蜘蛛の巣

某管理会社が管理する賃貸物件の室内消毒料が、1万円代から2万円に値上げされました。高いですよね?

消毒の目的は、害虫駆除消毒殺菌・消臭除菌

2万円の内訳を知りたく、資料を請求しましたが入手できませんでした。

そこで、使用薬剤と施工方法を独自に調査してみました。

室内消毒は、退去後の室内クリーニングと異なります。費用は新しく住む入居者(契約者)が負担。本来は任意ですが、一部の管理会社が契約と抱き合わせで受注を行っています。
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室内の害虫駆除

害虫駆除に使われる薬品の成分を調べてみました。

2社の資料より抜粋します。

<管理会社A>
ペルメトリン、フタルスリン、イミプロトリン、エトフェンプロックス、カルバメート系(プロポクスル)、ピレスロイド(エンペントリン主成分)、オルトホウ酸、シトロネル他天然植物成分

<管理会社B>
エアローチP、低臭性SV乳剤、オバノール三丸

害虫駆除の施工方法は二種類

  • 超微粒子空間噴霧法(ULV方式)
  • 噴霧器による残留噴霧法

超微粒子空間噴霧法(ULV方式)

ULV方式とはUltra Low Volume(濃厚少量噴霧)の略称。少量で濃厚な薬液を超微粒子にして空間噴霧する直接処理法。高濃度の薬液が短時間で室内の隅々まで浸透し、効率よく害虫に付着させ駆除。プロだけが行う害虫駆除方法です。

人体に対する安全性から温血動物に安全性の高い薬剤に限られます。ペットにも安全。

ULV専用噴霧機は結構なお値段。手軽には買えません。

噴霧器による残留噴霧法

噴霧器により薬剤を主に水廻り周辺の壁や床に残留させ、その上を害虫が通ることにより殺虫(経皮中毒)させる残留処理法

1回の散布で、数ヶ月間は効果が持続すると言われています。

物陰に隠れている害虫は、直接散布で殺虫するのは困難。夜間行動する敵の行動予想範囲に散布し、時間差で決めます。

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室内の消毒殺菌・消臭除菌

消毒殺菌・消臭除菌に使われる主な薬品の成分は

  • アルキルジアミノエチレングリシリン(両性界面活性剤):殺菌消毒
  • 自然界消臭ミスト(原料:天然植物性精油製剤):消臭
  • ペストノール(プロキセルIB):除菌・抗ウイルス

これらは必用な個所に、噴霧器で散布されます。

 

スプレー缶で一気に消毒殺菌・消臭除菌を済ますケースもあります。この場合、施工は専門業者ではなく賃貸仲介店。

簡単な作業で、「消臭除菌代」などの名目で、高額な費用を請求します。

スプレー缶にどの程度、消臭と除菌に効果があるのかは疑問です。

全量噴射型消臭・除菌スプレー「ヘヤシュ」

hehashのtweet

※現在、tweetは削除されました

平成30年の札幌スプレー缶爆発事故以来、消臭除菌スプレー「ヘヤシュ」が注目されています。

スプレー缶の販売会社、株式会社ヘヤシュは、同年12月18日付で「ヘヤシュ」の製品情報を公開しました。

含有量(重量パーセント)
エタノール50~70wt%
20~40wt%
DME30~50wt%
消臭原体01.~2.0wt%
抗菌剤0.01~0.1wt%
出典:株式会社ヘヤシュ(製品資料)
  • エタノール:殺菌消毒
  • DME(ジメチルエーテル):噴射剤 ※爆発の原因
  • 消臭原体と抗菌剤の成分は不明

含有量を見ると、ほどんどが水と消毒液。消臭と抗菌成分は僅かです。

 

害虫駆除と消毒・消臭除菌は紹介or強制?

賃貸契約時に消毒料等を請求するマンションの多くは、管理会社からの請求です。

賃貸契約に消毒等が必須条件であれば、拒否することはできません。どうしても納得できない方は、お部屋を借りることを諦めるしかありません。

「室内消毒は断れる」みたいな記事が散見しますが

賃貸仲介業者が勝手に消毒等の手配(紹介)するのであれば、断ることは可能かもしれません。

消毒料には管理会社の手数料が含まれています。実際の費用は半分程度。消毒料は管理会社の貴重な収入源なのです。

大家さんに対して管理委託料の値上げは難しく、その分入居者に負担を増しているのかもしれません。

対象害虫

害虫駆除の対象となるのは、ゴキブリ、ダニ、ノミ等の室内害虫。苦手な方は、できるだけ高層階に住むのがお勧めです。

ゴキブリが飛べるのは2,3階まで。5,6階を堺に、遭遇する確率は低くなります。もちろん、周辺環境にもよりますが、10階以上で見るケースは稀です。

多いのがコバエ。高さに限らず発生します。

掃除がされていない水廻り周辺の床には、コバエの卵が埃のように溜まります。これらは薬剤を使うまでもなく、拭き取るだけで簡単に除去できます。

消毒・消臭除菌には報告書も保証書もない

害虫駆除と消毒殺菌・消臭除菌されたお部屋に「施工証明」があるのか?

過去に証明書の類は、一度も見たことがありません。

「消毒施工済」などと書かれた1枚の紙切れなら室内で見かけます。これでは、効果のある施工が行われたか知る由もありません。

施工報告書または性能保証書など、費用負担している入居者に、消毒施工完了の証しを提示すべきです。

でなきゃ、ちょっと高すぎる(ボッタくり)と思いませんか?

 

札幌の爆発事故の報道を見て
不動産仲介店が管理会社を兼ねていたなら、管理物件に消臭除菌を条件付していたかもしれません。当然、費用は入居者負担。
除菌の効果も不明確な上、費用だけ請求して余ったスプレー缶のガス抜きをしていたのなら、ボッタくりどころではありません。

 

佐藤社長によると、スプレーは、入居直前に部屋の消臭などのために使う。入居予定者に希望を尋ねたうえで、施工代金も含めて1本1万~2万円で販売。ボタンを押すと噴射が続き、3~4分で全量が出る。原価は約1千円という。

出典:朝日新聞(12/18 20:53配信 )
本当に希望者だけ?

 

害虫駆除、消毒・消臭除菌は自分でやる

害虫が気になる方は入居前に「バルサンプロEX」で十分。10分の1の費用で駆除出来ます。

効能・効果
ゴキブリ、イエダニ、ノミ、トコジラミ(ナンキンムシ)、屋内塵性ダニ類の駆除
用法・用量
46.5g:6~10畳(10~17平方メートル)に1個 噴射時間:約1分半
93g:12~20畳(20~33平方メートル)に1個 噴射時間:約3分
成分
メトキサジアゾン、フェノトリン、d・d-T-シフェノトリン
添加物として 炭酸プロピレン、エタノール、香料、DME

室内の消臭と除菌は
管理会社から請求される「消臭除菌施工代」の1/10以下で出来ます。ガスのない安全なスプレーで。

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※管理会社様、クレームはなしでお願いします
m(__)m

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