スマホをHuawei「nova3」からXiaomi「Mi 9T」に買い替えました。
相変わらず中華の格安スマホです。
日本国産のスマホに魅力がないので仕方がありません。
粗悪品のイメージしかなかった中華スマホも、今では4大メーカーが世界シェアを占拠しています。
2019年度Q1の世界シェアトップ6
- Samsung
- Huawei(ファーウェイ)
- Applle
- Xiaomi(シャオミ)
- vivo(ヴィーヴォ)
- OPPO(オッポ)
この記事は、今回購入したXiaomi「Mi 9T」の紹介です。
Applle製品は高過ぎて手がない。でも、良いカメラのスマホが欲しい方の参考となれば幸いです。
Xiaomi(シャオミ) Miシリーズ
「Xiaomi」?
知らないメーカーだったので、はじめは「シャオミ」と読めませんでした。
なんだこのメーカー?と思い
調べてみたら、世界シェアがAppleの次なんです。
2010年に北京で創業したXiaomi(小米科技/シャオミ)。現在は2つのブランド名でスマートフォンを提供。
- 「Mi(ミー)」シリーズ
- 「Redmi(レッドミー)」シリーズ
今回購入したのはMi 9T。
選んだ理由は、コスパ最高だからです。
Xiaomiのスマホはスペックの割にリーズナブルな価格。
超ハイスペックな性能は要りません。ゲームなんてやらないし。普通にサイトが閲覧でき、SNSを利用できれば十分です。
それでも、カメラだけは拘りたい。
前回、nova3を買った時も同じ条件なんですが、カメラについては少し物足りない。3万円台の予算では仕方がありませんでした。
あれから約1年、見つけました。予算内でカメラが良さげなスマホを。CMOSイメージセンサーは希望していたSONY製です。
流行りの3眼カメラは超広角レンズを搭載。
実売3万円台なら、買わない訳にはいきません。
Xiaomi「Mi 9T」と「Mi 9T Pro」のスペック
Xiaomiのスマホは廉価でもハイスペックなのが特徴。それらを証明するため、Xiaomiは内部パーツの詳細を積極的に公開しています。
Mi 9T発売から2ヶ月後の2019年8月、Snapdragon 855の「Mi 9T Pro」が発売されました。
両端末ともに、SoCはクアルコムの「Snapdragon」、メインカメラのCMOSイメージセンサーはSONYの「IMX」。これなら品質に間違いありません。
ディスプレイは有機EL(AMOLED)です。
Mi 9T(2019年6月発売) | Mi 9TPro(2019年8月発売) | |
対応OS | Android 9.0 (Pie) , MIUI 10 | |
---|---|---|
SoC (CPU) (GPU) | Qualcomm Snapdragon 730 2.2GHz Qualcomm Kryo 470 Adreno 618 | Qualcomm Snapdragon 855 2.84GHz Qualcomm Kryo 485 Adreno 640 |
メモリ ストレージ | 6GB 64GB/128GB ※microSDスロットなし | |
バッテリー | 4000mAh、18W急速充電 | |
サイズ / 重さ | 156.7mm(H)×74.3mm(W)×8.8mm(D)/191g | |
ディスプレイ | 6.39インチ 有機EL(AMOLED), FHD+(2340×1080ドット) | |
カメラ | CMOS: IMX582 | CMOS: IMX586 |
Bluetooth® | Bluetooth 5.0, AAC/LDAC/aptX/aptX/aptX-HD/aptX-adaptive | |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz) | |
通信方式 | 4G:B1,2,3,4,5,7,8,20,28,/38,40 3G:B1,2,4,5,8 ※CDMA2000非対応 | |
SIM | nanoSIM x2 (DSDV対応) | |
測位方式 | A-GPS, GLONASS | |
センサー | 近接センサー| 画面上の周囲光センサー| 加速度計| ジャイロスコープ| 電子コンパス | |
etc | USB2.0 Type-C |
Mi 9TとMi 9T Proの違いはSoCとカメラ。
個人的にはSoCの性能よりも、やっぱりカメラが気になります。
Mi 9Tと9T Proのカメラ比較
Mi 9TとMi 9T Proのカメラを比較してみます。参考にMi 9も。
どちらもメインレンズはSONY製のセンサー。因みに2019年12月に発売された「Mi Note 10」のセンサーはサムスン製です。
Mi 9T 2019.6 | Mi 9T Pro 2019.8 | Mi 9 2019.3 | |
メインレンズ | 48MP IXM582 1.6μm f/1.75 FOV 79.4° | 48MP IXM586 0.8μm f/1.75 FOV 79.4° | 48MP IXM586 0.8μm f/1.75 |
---|---|---|---|
ズームレンズ (2x光学ズーム) | 8MP OV8856 1.12μm f/2.4 FOV 44.6° | 12MP 1.0μm f/2.2 | |
超広角レンズ | 13MP S5K3L6 1.12μm f/2.4 FOV 124.8° | 16MP 1.0μm f/2.2 | |
セルフカメラ | 20MP 0.8μm f/2.2 | 20MP 0.9μm f/2.0 |
Mi 9T ProのカメラはMi 9と比べると、少しだけスペックが見劣りします。
Mi 9TとMi 9TProの違いは、メインレンズの画素サイズが1.6μmか0.8μmの違いだけです。
Mi 9TとMi 9T Proのビデオカメラ比較
ビデオカメラ(背面)を比較してみます。
9T|IXM582 | 9Tpro|IXM586 | |
---|---|---|
4K | 30fps | 60fps/30fps |
1080p (スロー) | 60fps/30fps (120fps/240fps/960fps) | |
720p (スロー) | 30fps (120fps/240fps/960fps) |
IXM582(9T)とIXM586(9Tpro)の違いは、4K動画の60fpsをサポートするかどうかだけ。
セルフ(ポップアップ)ビデオカメラは共通です。
9T|IXM582 | 9Tpro|IXM586 | |
---|---|---|
1080p | 30fps | |
720p | 30fps |
Xiaomi「Mi 9T」のベンチマークスコア
スマートフォンの処理性能を表す1つの指標として、Antutuベンチマークスコアがあります。
点数は高いに越したことはないので調べてみました。
- Snapdragon730(Mi 9T)は約21万点
- Snapdragon855(Mi 9TPro)は約37万点
ミドルハイエンドのSnapdragon730は、2世代前のハイエンドSnapdragon835と並ぶ点数です。
参考までにAppleシリーズのスコアも
- A10(iPhone7など)は約20.0万点
- A11(iPhone8など)は約23.0万点
- A12(iPhoneXSなど)は約35.0万点
Xiaomi「Mi 9T」のレビュー
実際のところ、ベンチマークのスコアにあまり興味はありません。それよりも画質です。一目瞭然ですから。
以降、Mi 9Tで撮影した写真を紹介します。
Huawei「nova3」との写真比較
まずは、買い替え前のnova3と比較してみます。
上の写真を見る限り、思ったほどの違いがない?
今更ながら、nova3も悪くはなかったですね。
本当はもっと違いを出したかったけど
シロート撮影の撮って出しは、タイミングによって出来栄えが変わります。その点はご容赦ください。
Mi 9Tの目玉は超広角とナイトモード
さて、目玉の超広角を見てみます。
Mi 9TのFOV(画角)は124.8°、iphone11の超広角120°よりも広角です。
同じ位置から撮ったとは思えないほどの違い。狭い室内での撮影に活躍しそうです。
夜景(ナイトモード)はどうでしょうか。
ナイトモードは暗い部分がただ明るいだけではなく、全体的にしっかりと写ります。
標準モード(f1.75)では明るすぎる行灯看板の文字がはっきりと読み取れます。後方のタワーマンションも明るい。
おそらく、露出を変えて複数の画像を合成しているのでしょう。シャッターを押して数秒間は、カメラを構えたまま待たなければなりません。
超広角(f2.4)は夜間撮影には向いていませんでした。
Xiaomi Mi 9T&Mi 9T Proの注意点
Mi 9TとMi 9T Pro、4Gプラチナバンドの対応は
- ドコモ(B19):NG
- au(B18,26):NG
- ソフトバンク(B8):OK
3Gについては
山間部をカバーするW-CDMA方式(FOMAプラスエリア)のバンド6に対応していません。また、auのCDMA2000(廃止予定の方式)にも対応していません。
Mi 9TとMi 9T Proは、日本で未発売のため技適マークがありません。
「Mi 9T」はグローバル版の名称。中国版の「Redmi K20」はグローバル版よりも安く販売されています。※日本語非対応
「Mi 9」シリーズはmicroSDスロットがありません。ストレージ容量が64GBでは心配な方は128GBタイプがおすすめです。
SDカードが使えないので、USBケーブル経由でPCからアクセスしてみました。ところが、スマホのデータが読み取れません。
ケーブルを挿すと自動的に充電モードになるようで、接続用途(PTPまたはMTP)の変更画面が見当たりません。この辺りは、改めて確認したいと思います。
Xiaomi Mi 9T&Mi 9T Pro の購入
Xiaomi Mi9Tは海外通販サイトから購入しましたが、現在は国内のAmazonサイトでも出品されています。
今なら「Mi Note 10 Lite」がおすすめ
6400万画素のメインカメラを搭載「Mi Note 10 Lite」がOCNモバイルONEのスマホセットにラインアップされました。
Mi 9Tの3眼に対して、Mi Note 10は4眼です。
SoCはQualcomm Snapdragon 730G。Mi 9TのSnapdragon 730よりもゲーミングデバイス向けに最適化されています。
OCNモバイルONEから発売されるということは、ドコモのプラチナバンドに対応するということです。
スマホの安さで定評のOCNモバイルONE。他社から乗り換え(MNP)をすれば、さらに安く買えます。驚きの価格は、公式サイトから確認してください。
最後に
Mi 9T購入時は、まだMi 9T Proが発売されていませんでした。ProはSoCとカメラセンサーの性能がグレードアップしています。
Mi 9T Proはハイエンド端末と同じSnapdragon855搭載し、4K動画も60fpsに対応します。Mi 9Tとの価格差は1万円内。
処理能力の高いSoCと4K動画に拘る方は、迷わずMi 9T Pro。
写真については、おそらく拡大したり大画面で見なければ、大きな違いはないと思います。
安くて、良いカメラのスマホが欲しかったので、64GBタイプの一番安かったMi 9Tで今も大変に満足しています。
デュアルSIM対応なので
音声通話に1GBが月額990円(従量制)からの「b-mobile」ドコモ回線SIM、データ通信専用に「LINEモバイル」のソフトバンク回線SIM・1GB(月額500円)を挿入しています。
※LINEモバイルは2010/2/18よりデータSIMはSMS付(600円~)プランのみになりました
ドコモのプラチナバンドに対応しませんが、ドコモ系SIMでも結構使えます
月額費用は1,440円(音声+1GB+1GB)からです。