2018年8月末、名古屋市内にIoT対応のスマートホーム賃貸「プロシード金山3」が完成しました。
IoTは今後、賃貸には欠かせないものになるのか?
すっごく気になるので、見てきました。
読み方はアイオーティー。”Internet of Things”の略で「モノのインターネット」。モノがインターネット経由で通信することを意味します。様々な「モノ」がインターネットに接続され、情報交換することにより相互に制御する仕組み。
正直なところ、どこを以て「IoTだ」、「スマートホームだ」と言ってよいのかわかりません。
今回見てきた賃貸には、「Google Home」と「赤外線リモコン」と「謎の白筐体」が室内に無造作に置かれていました。
さて、このマンション。IoTで一体何ができるのでしょうか?
スマートホーム「au HOME」
賃貸マンション「プロシード金山3」、IoTの正体は「au HOME」でした。
マンションのインターネット回線はKDDI・中部電力系列の「コミュファ光」。
→答えは”謎の白筐体”無線通信アダプタ(A)にあります。
室内の家電は、スマホまたはスマートスピーカからWiFiルーター経由で「赤外線リモコン01」で操作できます。この「赤外線リモコン01」を利用するには、auひかりでインターネット回線を契約している必要がありました。
しかし、「無線通信アダプタ(A)」の登場により、インターネット回線とWiFiがあれば、「au HOME」を利用できるようになったのです。
「auひかり」は不要でも、auスマホが必要だよね
auユーザー限定の賃貸なの?
「プロシード金山3」はauユーザー限定ではありません。
「au HOME」のパートナー企業が、「with HOME」として、auユーザー以外にもサービスを提供しています。
「with HOME アプリ」を利用することにより、auユーザー以外のスマートフォンからでも、室内のデバイス(赤外線リモコン等)を遠隔操作できます。
with HOME
「with HOME」の利用料金は「au HOME」と同じ。
初期費用2,000円、月額490円(無線通信アダプタ(A)レンタル料込)
分割払いも可能な「家電コントロールセット」「みまもりセット」もあります。
サービス申し込み先は「au HOME」のパートナー企業になります。
赤外線リモコン 01
スマートホームに「赤外線リモコン01」は必須。
おうちの家電をスマートフォンなどから遠隔操作できます。
代金は7,200円(税別)
セットプランで分割払いの場合は、300円を24ヶ月払い。毎月の基本料金に加算されます(24ヶ月間)。
- エアコン:電源ON/OFF、暖房・冷房・除湿モード切替、温度設定
- テレビ:電源ON/OFF、チャンネル指定、音量上下
- 照明:電源ON/OFF
- エアコン、テレビ、照明以外:電源ONと任意のボタン4つ
エアコン、テレビの電源だけでなく、温度設定やチャンネル切り替えができます。
赤外線リモコン01の詳細は
無線通信アダプタ(A)
無線通信アダプタ(A)の詳細は
玄関錠はシャーロックタイムライン
スマートフォンで開閉する「Sherlock V Timeline|シャーロックタイムライン」
IoTは家電だけではありません。住戸玄関扉の錠も操作できます。訪問介護やハウスキーパー向けには便利そう。単身者には、あまり利用価値が無いかもしれません。鍵の閉め忘れ確認ぐらいですかね。
ICカードキーでも開閉できます。
エントランスのオートロックもOK。タイムラインアプリを立ち上げておくと、スマートフォンのBluetooth通信よりハンズフリーで開錠できます。
詳細は公式サイトで
スマートスピーカー
外出先からスマホのアプリでおうちの家電を操作。在宅時は、スマートスピーカーから音声でも操作できます。
「Amazon Alexa」対応スピーカーは、照明のON/OFF、エアコンのON/OFF、テレビのON/OFF。
「Google Home」および「Google アシスタント」搭載スピーカーは、照明のON/OFF、エアコンのON/OFF、エアコンの暖房/暖房・温度切り替え、テレビのON/OFF。
スマートスピーカーはau HOMEアプリに、メッセージを送ることができます。