光コンセントとは?探し方は?賃貸マンションを例にわかりやすく解説

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光コンセント

2001年に開始の光インターネットサービス。
従来の電話(メタル)線を使ったADSLと比べ、通信速度が飛躍的に向上しました。

賃貸マンションの光インターネット対応は、先ずVDSL方式が採用されました。

VDSL方式は、建物内の電話線を利用し、既存のマンションでも早期に光インターネットを実現できます。ただし、デジタルデータを一旦アナログデータに変換するため、通信速度が劣化するデメリットがあります。

光インターネットの普及と同時に、マンションのオール光配線&高速化の需要も高まり、NTTは2007年に「光コンセント」を導入。

以降、NTTは光屋内配線の敷設を推進しています。

マンションの光配線方式の普及率は、2011年で約17%。

直近のデータは見つかりませんでしたが、古い物件は今(2018年)でもメタル配線が大半です。

光配線方式を採用したマンションは、ネット代無料のマンションを除き、光屋内配線の工事費はインターネット契約者(入居者)の負担です。
スマホの普及もあり、賃貸では高い工事費と使用料を避け、未だ光屋内配線が敷設されていない部屋が多いのが現状です。

この記事では「光コンセント」と光回線開通工事について解説します。

 

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光コンセント

下の画像は2010年完成の高級賃貸の1LDK。光コンセントがある部屋とない部屋。

2018年の同時期に撮影しました。

光コンセント比較

201号室はマンション完成当時のままのコンセント。
右列・電話ジャック下にケーブル取り出し口があります。光ケーブルを想定していたと思います。
おそらく、今までに光インターネットが契約されたことがない部屋です。

403号室は光インターネットを契約した痕跡のあるコンセント。
表面のプレートを取り替え、光ケーブルを露出することなく、代わりに光コンセントが右端に増設されています。

光コンセントは光インターネット契約後に初めて取り付けられます。前の入居者が光配線方式のインターネットを契約していなければ、光コンセントはありません。

光コンセントの構造

403号室のコンセントプレートを剥がすと、光コンセントのユニットが確認できます。

光コンセントユニット

室内工事は、コンセント内3列の一番右ユニットを取り外し、光コンセント増設用に交換。電話ジャックを中央に戻し、最後にプレートを交換。

フルカラープレートであれば、1or2列のコンセントでも同様に増設できます。
※単独で増設することも可能:参考写真

壁の中を見ると、オレンジ色の配管。この配管を通って光ケーブルを配線します。

通常、電話ジャックのあるコンセントは、通信用の配管が敷設されています。住居内から共用部に連結する唯一の経路です。

つまり、この配管の有無で、光ケーブルが室内に引き込み可能か判断できます

光ケーブル+SCコネクタ シャッター付

光ケーブルSC

光コンセント普及前のマンションでは、後付された光コンセントの形状が様々です。

写真のコンセントは4列ユニットのため、プレート一体型で施工できなかった例です。右端の下から光ケーブルが露出しています。

光ケーブルの先端にはSCコネクタ。その先には、光線が目に当たらないようにシャッターが付けられます。通常の光コンセントとは見た目が違いますが、機能的にはまったく同じ「光コンセント」です。

この光コンセントは玄関収納内にあります。ここからLAN配線を経由して各部屋のLANコンセントからインターネットが利用できます。

一見、LAN方式に見えますが、LAN配線は住居内(専有部)だけです。

LAN方式は建物1棟でインターネット契約。各住戸にONUを設置しないので光コンセントが必用ありません

廃番になった?希少な光コンセント

希少な光コンセント

写真は、滅多に見かけない光コンセント。見た目が電話やLANコンセントのようです。理想の形状かもしれません。

挿込口にはロック付きのシャッター。レーザー光が飛ぶ出すのを防ぎます。

普及しなかったのは、おそらく施工性が悪いから。光ケーブルは硬いため、曲げるためのスペースを要します。また、覗いたときに、目にレーザー光があたる危険性もあります。

光コンセントのメリット

光コンセントの登場以前は、入居者が入れ替わる毎に、光回線終端装置(ONU)を設置する室内工事が必要でした。

室内に光コンセントがあることにより、建物内の配線工事が合理化できます。マンション内に一度敷設された光ケーブルと光コンセントは、次の入居者(契約者)も再利用できます。

光コンセントが室内にあれば、工事は費用の安い無派遣工事。面倒な工事立会も不要。
回線業者から送られてきた「ONU」を光コンセントに接続するだけで、光インターネットが利用できます。

事業者間の再利用

回線事業者間の光屋内配線の再利用は、仕様・工法の違いがあり、現在は難しいようです。工事費無しで、立会なしで開通来るのは、現状はフレッツ光の再利用だけです。

フレッツ光(光コラボ含む)以外の回線業者は、開通時は必ず工事が必要になります。無派遣工事はありません。

光コンセントの確認方法

光配線方式の賃貸マンションとは、室内まで光ケーブルが敷設されているマンションではありません。光配線方式に対応しているだけです。

前入居者が光配線のインターネットを契約していれば、室内に光コンセントが残っています。大抵は、電話ジャックのあるリビングなどに設置されてます。

光コンセントが見つからない、又はあるかどうかを確認したい場合。
仲介不動産屋、マンション管理会社では当てになりません。NTTに確認するのが確実です。
※お住まいエリアのNTTサイトにお問合せ先(TEL)が記載されてます

賃貸契約前あれば、「これから入居予定」と伝え、マンション名と部屋番を伝えれば、光コンセントのある・なしがわかります。

室内に光コンセントがあれば、無派遣工事の可能性が高くなります

接続方式の確認ができます

光インターネット接続方式の確認方法<回線事業者別>
マンションの光インターネット環境は、各回線事業者のサイトで確認できます。ここで紹介する回線事業者は「フレッツ光」のNTT東日本とNTT西日本、「auひかり」のKDDI。「コミュファ光」の中部テレコミュニケーション、「eo(イオ)」のケイ・オ

光ケーブルの配線工事

入居者が直接インターネット契約をするマンションは、新築時に光ケーブルが配線されていません。

先述したとおり、光ケーブルは入居者のインターネット契約後に初めて開通工事時を行います。通信用に用意された室内の配管を経由して、共用部から室内に配線します。

配管内には、通常「呼び線」が通されています。材質は現場によって異なり、紐、針金、実線など。この「呼び線」の先端に光ケーブルを連結し、室内から光ケーブルを引っ張り出します。

古い物件では、この「呼び線」がないことも珍しくない。「呼び線」がない場合は、専用の工具(通線ワイヤー)を使って入線します。ただ、配管の曲げが急であったり、途中潰れていると入線できなくなります。

配管自体がない物件は、露出配線。

建物に穴を開け、貫通させなければならない箇所があれば、建物所有者の了解が必要となります。

共用部から室内まで光ケーブルが引き込めない場合は、光配線方式のインターネットは諦めなければなりません。

配線工事はすべて回線事業者が行います

光コラボの開通工事費

光コンセントが室内にあれば、開通工事は無派遣工事になります。

無派遣工事費は2,000円。

派遣工事なしで、光インターネットを開通できるのは、光コラボを含むフレッツ光だけです。

派遣工事が必要な場合の開通工事費は

  • 共同住宅:15,000円、戸建住宅:18,000円
  • 屋内配線を新設しない場合は7,600円(共通)

上記はNTTフレッツ光の標準工事費。光コラボの開通工事はNTTが行いますが、工事費はNTTよりも高く設定している光コラボもあります。

派遣工事の有無は、インターネット申込後の現地調査で判別されます
新しい物件は現地調査無しで「無派遣工事」が決定、開通も早いです

無派遣工事を設定していない上、工事費を高く設定している事業者もあります。この場合、キャンペーンで実質無料になりますが、途中解約すると、その分残債も多くなるので注意が必要です。

開通工事費の負担をなしにする方法

開通工事が必要な光インターネット契約は、「工事費無料キャンペーン」実施の事業者への申し込みで工事費の負担をなくせます。

ただし、工事費の分割払い額が毎月割引になるケースは、途中解約すると残額を一括払いしなければなりません。

工事費無料キャンペーンのある光コラボ一例

ドコモ光は不定期にキャンペーンを実施。キャンペーンの有無、工事費は分割なのか要確認。

 

SoftBank光は期間未定でキャンペーンを実施。工事費はNTTより高く設定、途中解約に注意。

 

DTI 光は期間未定でキャンペーンを実施。工事費がNTTと同額。開通7ヶ月後に13,000円以上キャッシュバック。

 

キャンペーンは予告なく変更、終了する場合があります。詳細は公式サイトでご確認ください

まとめ

フレッツ光回線(光コラボを含む)でインターネット契約する場合、お部屋に光コンセントがあれば、開通工事費が安くなる可能性があります。

光コンセントがあり、工事費が安くなった場合は前入居者に感謝です。

無派遣工事がない事業者は、高額な工事費を分割割引しています。既設の光コンセントを利用したとしても、中途解約すれば工事費の残債が請求されます。

光ファイバーケーブルと光コンセントは回線事業者のものです。建物の設備ではありません。光インターネット解約時に、本来は撤去しなければなりませんが、賃貸に限っては残置が可能です。

賃貸では、まだまだ残置された光コンセントが多くないのが現状です。

 

光配線方式の賃貸に光コンセントがない時、工事時期と費用の注意点
新築物件であっても、初めから光コンセントが付いてる物件はありません。光インターネットを契約して初めて設置されます。光コンセントのメリットは入居者が入れ替わっても、光ケーブルがそのまま再利用できることです。
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noma

有限会社ノマド。名古屋の建築設計&不動産会社。主に一級建築士と宅地建物取引主任士のスタッフが記事をしたためています。

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