家庭に1台は必ずある洗濯機。全自動が当たり前ですよね。
「ドラム式」ですか?「縦型」ですか?
この記事で紹介するのは、どちらでもない「二層式洗濯機」。
時代遅れな形式でも、2台目にちょうどいいコンパクトなタイプ。
分けて洗いたい洗濯物用に最適です。
全自動よりも小さくて軽く
お風呂場やベランダ、ガレージなど、様々な場所で使用できます。
今回は事務所用に購入しました。
小型二層式洗濯機「マイセカンドランドリー」
油が染み付いた作業着、泥のついたユニフォーム、汚れが付着した衣類、ペット用のマット、シューズなど。汚れの酷いものは手洗いしていますか?
分けて洗いたい洗濯物専用に、もう一台あると便利です。
本体重量:11kg
電源:AC100V(50/60Hz)
消費電力:(洗濯)240W、(脱水)120W
「マイセカンドランドリー」の最大洗濯容量は3.6kg、脱水は2kg。
本体は軽いので簡単に持ち上がります。移動も簡単。
小型二層式洗濯機を事務所に設置
住居以外でも、事務所でも工夫すれば使えます。排水の時は、窓を開けてベランダに放流。
ホースは細く貧弱。手動式灯油ポンプのような材質です。
天板に給水用の接続口。全自動ではないので、給水ホースを必ずしも直結する必要がありません。
蛇口から離れた場所でも、排水と電源が確保できる場所であれば、延長ホースでも使用できます。
給水には散水ノズル付ホースがお薦めです。手元で水を出したり、止めたりができます。
洗濯パンに設置する方は、全自動洗濯機用分岐栓も忘れずに
二層式洗濯機の使い方
ところで、二層式洗濯機の使い方をご存知ですか?
全自動が当たり前のこの時代、知らなくて当たり前です。
洗濯→脱水を2回または3回、汚れに応じて繰り返します。
マイセカンドランドリーの使い方
洗濯槽内に衣類等を入れたら水を貯めます。
必要な水量は7-16L。水量に応じた洗剤を投入します。
機能設定は「標準」または「ソフト」を選択。
洗濯タイマーを回して時間(最大15分)を決めると自動でスタート。
蓋は開いたままでも洗濯を始めます。
タイマーの時間で洗濯終了。
※お知らせブザー等はありません
洗濯槽から脱水槽へ洗濯物を移動。
※このときに手が濡れます
脱水タイマーを回して時間(最大5分)をセット。蓋を閉めれば自動スタート。
脱水の間に、洗濯槽の汚れた水を排水。
もう一度洗濯する場合は、洗濯槽に水を投入。
マイセカンドランドリーのレビュー
マイセカンドランドリーの必要な水量は全自動の半分程度。洗剤も節約できます。
機能設定の「標準」と「ソフト」の違いは一方向の回転数。
標準では約10回転、ソフトではその半分で回転方向が変わります。回転の強弱ではなく、回転数の違いです。
洗濯タイマーは5分程度で充分でした。汚れが酷い場合はそれ以上。結構、回転パワーがあります。
脱水槽容量は洗濯槽の半分程度しかありません。最大目安の3.6kg洗濯物の場合は、2回に分けて脱水しなければなりません。
脱水タイマーは2分もあれば充分。
洗濯量の目安は、(下着上下+靴下)x2+ルームウェア上下ぐらいなら1回で洗えます。
トータル15分くらいで洗濯完了。全自動より早いです。
但し、ずっと洗濯機に張り付いてないと、途中で忘れてしまいます。
マイセカンドランドリーの気になる点
洗濯槽の内側に水量メモリがありますが、凸状なだけでハッキリと見えません。わかるようにマジックでなぞりました。
排水用のダイヤルが固いです。手が濡れるために簡単に回らず、力が必要です。
クズ取りネットが付いていません。洗い終わると洗濯物が糸くずだらけになることもあります。100均ショップの吸盤付クズ取りネットは必須です。
※新型はゴミ取りネット付きになりました
結構パワフルに回転するので、「ソフト」コースでもデリケートな生地は痛みます。洗濯ネットも必須。
全自動で普通に洗えたユニクロのドライポロシャツ(洗濯表示タグは「ネット使用」)が、1回の洗濯でボロボロ。表面の粗い衣料は、そのまま洗うと確実に傷みます。
「ソフト」は、全自動「ドライ(手洗い)コース」のような回転の弱い洗い方を期待しましたが、「標準」と大差ありません。
2台目以外に小型二層式の洗濯機をお薦めしたい方
二層式洗濯機は直に水に触れるので、寒い時期はチョット辛いですが、用途によっては大変に役立ちます。
小型でもパワーがあり、洗濯時間がとにかく早い。軽いので移動しても使えます。
二台目(サブ機)として使う以外にも
- 全自動洗濯機の置場が確保できない方
- 事務所で少量の洗濯を済ましたい方
- 全自動洗濯機を買う余裕がない方
など
一台目の洗濯機として使えます。
まとめ
見た目は蓋付きのポリバケツ。機能は水を回転させ、脱水するだけです。
至ってシンプルな洗濯機でも、単身者なら、マメに洗濯すればこれ1台でいけます。近くにコインランドリーがあれば、使分けるのも良いかもしれません。
干す場所がないとき、または、速く乾かしたいときに便利なのが「エアコンハンガー物干し」。重宝します。