Xiaomi(シャオミ)の日本初参入モデル「Mi Note 10」が2019年12月に発売されました。日本三大キャリアのプラチナバンド全てに対応したハイスペック5眼カメラ搭載のスマホです。
翌年6月、Mi Note 10のライト版「Mi Note 10 Lite」を発売開始。SoC(集積回路)のSnapdragonはそのまま、カメラ性能をグレードダウン、よりリーズナブルにミドルハイクラスのスマホが入手できます。
「Mi 9T」から「Mi Note 10 Lite」に機種変したのでレビューします。
Xiaomi「Mi Note 10 Lite」
Mi Note 10 Liteのスペックは、カメラ以外はMi Note 10とほぼ同じです。
日本未発売の前モデル「Mi 9T」も、価格以上の高性能。日本国内で利用するには、対応周波数帯と技適マークなしがネックでした。
Mi Note 10 Liteは技適マーク付き。「R」技術基準適合証明、「T」技術基準適合認定済み、日本国内で安心して使えます。
Mi Note 10 Liteはドコモ、au、ソフトバンクのプラチナバンドすべてに対応しています。
Mi Note 10 LiteとMi Note10、9Tをスペック比較
Xiaomi公式サイトから主なスペックを抜粋
Note10Lite | Note10 | 9T | |
SoC | Snapdragon 730G | Snapdragon 730 | |
---|---|---|---|
CPU GPU | 2.2GHz Qualcomm Kryo 470 Adreno 618 | ||
メモリ/ストレージ | 6GB 64GB/128GB | ||
バッテリー | 5260mAh,30W急速充電 | 4000mAh,18W急速充電 | |
サイズ | 157.8×74.2×9.67mm | 156.7×74.3×8.8mm | |
重さ | 204g | 208g | 191g |
ディスプレイ | 6.47インチ 3D曲面 | 6.39インチ | |
有機EL(AMOLED) FHD+(2340×1080)、Gorilla Glass 5 | |||
WiFi | 802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz) | ||
SIM | nanoSIM x2 (DSDV) 2回線同時待ち受け | ||
周波数帯 バンド | LTE:B1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28,B38/40/41 3G:B1/2/4/5/6/8/19 ※赤は9Tに非対応,青はNote10、9Tに非対応 | ||
etc | 画面内指紋ロック解除 USB2.0 Type-C、Bluetooth5.0対応 | ||
<カメラセンサー&レンズ> | |||
Note10Lite | Note10 | 9T | |
メインカメラ (WIDE) | IXM686 6400万画素 0.8μm f/1.89 | Samsung HMX 1億800万画素 0.8μm f/1.69 | IXM582 4800万画素 1.6μm f/1.75 |
超広角 (UW) | 800万画素 1.12μm f/2.2 | 2000万画素 1.12μm f/2.2 | 1300万画素 1.12μm f/2.4 |
ポートレート | 500万画素 1.12μm f/2.4 | 1200万画素 1.4μm f/2.0 *2倍光学ズーム | - |
マクロ (MACRO) | 200万画素 1.75μm | - | |
望遠 (TELE) | - | 10倍 500万画素 f/2.0 | 2倍 800万画素 f/2.4 |
セルフカメラ | 1600万画素 1.0μm f/2.48 | 3200万画素 1.6μm f/2.0 | 2000万画素 0.8μm f/2.2 |
<リアビデオ フレームレート> | |||
4K 撮影 | 30 fps | ||
1080P | 60 fps / 30 fps | ||
720P | 30 fps | ||
<フロントビデオ フレームレート> | |||
1080P | 30 fps | ||
720P | 30 fps |
主な違いはカメラ
- Mi Note 10は5眼カメラ。メインカメラのセンサーはSamsung製HMX
- Mi Note 10 Liteは4眼カメラ。メインカメラのセンサーはSONY製IXM686
- Mi 9Tは3眼カメラ。メインカメラのセンサーはSONY製IXM582
Mi Note 10のメインカメラと望遠は光学式手ぶれ補正付き。どの程度効果があるのか気になります。
Mi Note 10 Lite・Mi Note 10のメリット
Snapdragon 730Gは「Snapdragon Elite Gaming」機能により、ゲーム用途向けに機能が強化されたSoCです。
グラフィックス性能はSnapdragon 730比で最大15%UP。滑らかなHDRゲームプレイ、ダイナミックな色調を実現します。
5260mAhバッテリーは1回の充電で2日間以上使うのに十分な電力を備えます。付属の30W急速充電器を使用すると約1時間で100%の充電が可能です。
画面内指紋ロック解除は高速で正確な認識。低温の環境や乾燥した環境でも機能します。
Mi Note 10 LiteとMi Note 10の赤外線ブラスターは、標準アプリ「Mi リモート」から利用可能。赤外線リモコン付属の家電(テレビ、エアコンなど)がスマホ一つで操作できます。
USBケーブルからのデータ転送に対応。PCとケーブル接続するだけで、簡単にデータを移動することができます。
Mi Note 10 Lite・Mi Note 10のデメリット
Mi Note 10 Liteの内部ストレージ(ROM)は64GBまたは128GB。Mi Note 10は128GBのみ。どちらも、microSDカードスロットは用意されていません。
Mi Note 10 LiteとMi Note 10はNFC対応ですが、Type-FのFeliCa/おサイフケータイには対応していません。海外スマホの多くは、日本でのみメジャーなFeliCaに対応していないのが現状です。
防水・防塵についての仕様は非公表。IP規格の表記がありません。そのため、防水と防塵について保護等級で判別することはできません。
Mi Note 10 LiteとMi 9Tの画像比較
カメラ画質で評判の高いMi Note 10。カメラスペックがグレードダウンしたMi Note 10 Liteでも画質は満足できるのか?
同じくSONYセンサーを搭載した前モデル「Mi 9T」と比べてどうなのか?
メインカメラ、超広角カメラ、夜景(ナイトモード)で撮影してみました。
メインカメラ
撮影で最も利用するのがメインカメラ。Mi Note 10 Liteの画素サイズは6400万画素、9248×6944ピクセルです。
カメラアプリの「写真」モードは画素サイズが4624×3472ピクセル=約1600万画素。細部まで拡大して見ることがなければ十分、実用的なサイズです。
写真の保管はGooleフォトを利用。無料で高解像度バックアップができるのは1600万画素以下です。そのため、特別な写真以外は「64M(6400万画素)」モードは利用していません。
以下は「写真」モードで撮影した写真をGooleフォトからダウンロードして掲載しています。
どちらも「AIカメラ」で撮影。9Tの方が広角に写ります。
超広角カメラ
超広角も9Tの方が広角です。
夜景(ナイトモード)
Mi Note 10 Liteの入手先
Mi Note 10 Liteの国内入手方法を紹介。
ネットショップAmazonまたは楽天市場から購入できます。おすすめは格安SIMのスマホセットです。
Xiaomi 日本正規代理店品
Mi Note 10 Liteはネットショップで「日本正規代理店品」が出品されています。
Xiaomiは本体・バッテリー1年、付属の充電器6カ月、イヤホン3カ月の保証付き。並行輸入品には製品保証は適用されないのでご注意ください。
OCNモバイルONEのスマホセット
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端末価格は28,300円(税込)
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Mi Note 10 LiteとRakuten UN-LIMIT
楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」はデータ通信が使い放題。電話もかけ放題。
Mi Note 10 Liteで使えるのか?電話はどうなのか?
別記事で紹介しています。
まとめ
Xiaomi(シャオミ)のミドルレンジスマホは、高い処理能力のSoC(Snapdragon)を搭載。最新のゲームがストレスなく楽しめます。
スペックは1世代前のハイエンドスマホと比べても遜色がありません。特にカメラ画質についは定評があります。
スマホ選びの優先はカメラ。でも、価格がiPhoneレベルでは躊躇する。そんな方には、Xiaomiのミドルレンジスマホが絶対におすすめです。
高価なハイエンドスマホを長く使うより、ミドルレンジスマホを短期で買い替えるのがおとくです。
大切な写真は一生ものです。できれば綺麗に残したいですよね。
- カメラ、レンズのスペックを最優先する方はMi Note 10
- リーズナブルに高画質を手に入れたい方はMi Note 10 Lite
カメラにこだわらなければ、Xiaomi「Redmi Note 9S」もおすすめ。Mi Note 10と同じSoC(Snapdragon)を搭載、Mi Note 10 Liteよりも安く購入できます。