料理って、鍋よりフライパンを使う頻度が多くないですか?
鍋は茹でるか、汁物を作るぐらい。時間のかかる煮込み料理は敬遠しがちですよね。そんなときに便利なのが電気圧力鍋。
炊飯器ほどの大きさがある電気圧力鍋は置ける場所が限定されます。たまにしか利用しなければ、キッチンの片隅に必ず追いやられます。
ほったらかしで料理ができるはずが、キッチンの片隅にほったらかし。電気圧力鍋を使うのはめんどくさい。
付属のレシピ本を見ると、電気圧力鍋を使えば簡単に料理ができるイメージ。でも、現実は違います。所詮、ただの圧力鍋。料理に慣れた人なら、普通の鍋で調理をした方が手っ取り早いです。
電気圧力鍋のメリットは、火加減を気にすることなく、ほったらかしで煮物料理ができること。結果として時間が有効に使えます。
電気圧力鍋の主な用途は圧力調理。決して、めんどうな料理が簡単にできるわけではありません。
そもそも、圧力鍋だけで完結できる料理なんて限られますよね?
電気圧力鍋は圧力調理以外もできるけど、出来上がりはビミョーなんだよなー
圧力鍋ではありませんが、シャープの「ヘルシオホットクック」でもほったらかしで料理ができます。こちらは、正に自動調理器です。
電気圧力鍋でできる調理
電気圧力鍋には自動メニューと手動メニューが用意されています。
※詳細はメーカーによって異なります
電気圧力鍋の自動メニュー
自動メニューは、メニュー内で料理を選ぶと、調理方法が自動で決まり。めんどうな時間設定等をすることなく、簡単に調理できます。
便利な機能として、予約と保温も。自動メニューの中には、出来上がり時間の予約、出来上がり後の自動保温が可能です。
「温め直し」ができる機種もあります。詳細は、各メーカーの公式サイトで。
電気圧力鍋の手動メニュー
手動メニューは、調理時間や温度、火力などを独自に設定し調理します。調理方法は主に以下の5つ。
- 圧力調理
- 無水調理
- 蒸し調理
- 温度調理
- 低温・発酵調理
電気圧力鍋の圧力調理
圧力調理は鍋内に圧力をかけることによって沸点を上げます。100°Cより高い温度で調理ができるので、短時間で柔らかく調理ができます。
電気圧力鍋の無水調理
無水調理は水をほとんど使わず、素材の持つ水分を使って調理します。食材のうまみを逃がすことがありません。
電気圧力鍋の蒸し調理
蒸し調理は付属の蒸しプレートを使用して調理します、内なべに水を張って、あつあつに食材を蒸し上げます。
電気圧力鍋の温度調理
温度調理は鍋内を一定の高温度で、圧力をかけずに調理します。長時間あたためることができます。
※メーカーにより、設定可能な温度は異なります。
電気圧力鍋の低温調理・発酵調理
低温調理は鍋内を低温(約70°C以下)で、圧力をかけずに、時間をかけて調理します。うまみを逃さず中心まで火を通し、型くずれせず、味をよくしみこませることができます。また、発酵などの調理もできます。
※メーカーにより、設定可能な温度は異なります。
その他
ティファールの電気圧力鍋には、フタを開けたまま食材を炒められる「炒めモード」。
アイリスオーヤマの電気圧力鍋には、フタを開けて鍋として利用できる「鍋モード」。
電気圧力鍋のまとめ
電気圧力鍋にはたくさんの自動メニューが用意されていますが、これは調理方法と時間が自動で設定できるだけ。
状況に応じ、火加減をコントロールしているわけではありません。
加熱または加圧するだけの調理家電なんだよね
圧力調理以外の調理は、どれも微妙だったりします。
結局は、電気圧力鍋は圧力調理機能がついた「電気式の鍋」なんです。
自動調理器「ヘルシオ ホットクック」
自動調理器のヘルシオホットクックは、温度と蒸気センサーで火加減を自動調整。メニューによって、加熱の進行に合わせて自動でかき混ぜます。
温めるだけの料理(電気圧力鍋)と火加減調整&かき混ぜした料理(ホットクック)、どちらが美味しいか言うまでもありません。
ヘルシオホットクックの特徴
ヘルシオホットクックは基本的に水を使わず(無水調理)、野菜などの食材に含まれる水分を活用して調理します。食材の風味を活かし、栄養の流出をおさえ、煮物や野菜のゆで調理ができます。
冷凍の肉や切り身魚は解凍をすることなく、そのまま使うことも可能。
調理中のかきまぜや火加減までも、すべて自動コントロール。まさに”ほったらかし”で料理が出来上がります。
圧力調理の必要性を感じさせないのがヘルシオホットクックです。
無水調理
ヘルシオホットクックの無水自動メニューは50以上。
食材に含まれる水分を活用するので、おいしさが凝縮。「甘み」が多く残り、栄養素もより多く残ります。食材本来のおいしさが味わえます。
かきまぜ・火加減の自動コントロール
ヘルシオホットクックのかきまぜる自動メニューは80以上。
焦げてしまいがちな料理の、めんどうなかきまぜと火加減を自動でコントロール。加熱しながらのかき混ぜは、味を食材の中までしっかりとしみ込ませます。
電気圧力鍋の自動メニュー・手動メニュー
ヘルシオホットクックには自動メニューと手動メニューが用意されています。
自動メニューは、カテゴリーや食材から料理を選ぶと、調理方法が自動で決まります。細かな設定なしで、簡単に調理ができます。
手動メニューは、調理時間や温度を独自に設定し調理します。調理方法はカテゴリーの選択で自動決定。
自動メニューのカテゴリー(KN-HW10E)
- 煮物
- カレー・シチュー
- スープ
- ゆで物
- 蒸し物
- めん類
- 2段調理
- 発酵・低温調理
- お菓子
- オプションメニュー
手動メニューのカテゴリー(KN-HW10E)
- 煮物を作る
- スープを作る
- 炒める
- 煮詰める
- 無水でゆでる
- 蒸す
- めんをゆでる
- 発酵・低温調理をする
- ケーキを焼く
- ごはんを炊く
ヘルシオホットクックの発酵・低温調理
ヘルシオホットクック「発酵・低温調理」の温度設定範囲は、35~65°C(1°C単位) / 65~90°C(5°C単位)です。
ヘルシオホットクックの機能
ヘルシオホットクックの便利な機能をピックアップ。
無線LAN接続
最新のヘルシオホットクックは、すべて無線LAN機能付き。
無線LAN接続すると、「COCORO KITCHEN」からメニューの検索・提案を音声や画面で行うことができます。 また、使うほどに家族の嗜好や利用状況を学習し、よりぴったりなメニューを提案します。
メニューが決まらない時は「聞いて」ボタン。様々なカテゴリでメニューが提案されます。みんながよく作るメニューを参考にしたり、思いもよらないメニューがあったり、メニュー選びの楽しさが広がります。
ヘルシオホットクックの予約調理
ヘルシオホットクックは予約調理ができます。予約可能なメニューは40以上。予約できないメニューもあります。
設定時間は食材の衛生面を配慮して、最大15時間後まで。
朝にセットすると、夜に出来立ての料理が食べられます。夜にセットすれば、すぐに朝食が準備できます。
ヘルシオホットクックのあたため直し・保温
ヘルシオホットクックのあたため直しは、一度調理が終わったものを再度あたためるときに使います。このとき、まぜる・まぜないの選択もできます
約75°Cで保温します。
電気圧力鍋とヘルシオホットクックの炊飯
電気圧力鍋とヘルシオホットクック、どちらも炊飯機能も用意されています。
鍋と炊飯器を兼用、一人暮らしの狭いキッチンにはこれ一台。
電気圧力鍋はメニュー等に「炊飯」がなくても、圧力調理でご飯が炊けます。
ヘルシオホットクックは手動メニュー「ごはんを炊く」から。
電気圧力鍋よりも美味しくご飯が炊けました。
SHARP ヘルシオ ホットクック
2.4Lタイプ(2~6人分)
1.6Lタイプ(2~4人分)
1.0Lタイプ(1~2人分)