日本での住まいを海外からお探しの方。
帰国後、すぐに賃貸マンションに入居するのは結構大変です。ホテル宿泊と違い、お金だけでは借りられません。
スムーズな海外からの引っ越しを実現するには、国内に連帯保証人様(親族)がお見えになるのが大前提。入念な準備はもちろん、保証人様の協力も重要です。
保証人なしで、家賃保証会社との契約を前提にお部屋が借りられるケースが昨今は増えてきました。2020年施行された民法改正の影響です。
それでも、海外からの入居手続きは一筋縄ではいきません。
好みや条件にあった物件を選ぶのはもちろんですが、海外からの引っ越しは柔軟に対応して頂ける物件と業者を見つけることが最重要です。
海外からのお部屋探しと入居時期
海外のお客様から、帰国の数カ月前に引っ越しを相談されることがあります。具体的な物件の空き等についてお問い合わせを頂くのですが、かなりの確率で、数カ月先もそのお部屋が空いていることはありません。
数カ月先に完成予定の物件なら話は別です。
物件によって異なりますが、ほとんどの賃貸では、お申込後“約1ヶ月以内”にご契約(家賃発生開始)いただけるお客様が入居募集の対象となります。これは、長期間のお部屋の取置きはできないから。貸主としては、早く賃料を得たい訳です。
お部屋の確保は入居申込書の先着順となります。迷った末に申込みを決めた時、すでに満室となっている場合もあります。
また、お部屋は即入居可能の表示がある物件でも、審査や事務手続で、ご入居まで最低でも1~2週間のお時間がかかります。
以上を踏まえ、お部屋探しは、ご帰国されるスケジュールと併せてご検討ください。
お部屋選びから契約手続き
ホームページで紹介されている物件写真は、同タイプの別号室や階違いのお部屋など、実際の空き部屋と仕様や設備色合いなどが異なる場合があります。
一時帰国する予定がある場合や、日本国内で代理を頼める方は、思い違いがないよう、ご検討中のお部屋を実際に内覧することをお薦めします。
海外からの入居申し込み手続き
入居申込の手続きはメールで可能です。
入居申込書と身分証明書コピーなどが必要(物件により異なる)。申込書に記載された国内の連帯保証人様へ、確認の連絡が入ることもあります。事前に保証人様へ、その旨を申込者様からご連絡ください。
貸主に対しては、海外からの申込であること、契約書への署名・押印などは帰国後になることを了解していただく必要があります。
部屋鍵の入手は通常、初期費用の入金と署名押印済の契約書と引き換えになります。初期費用の振込を以て、貸主から鍵を受け取ることが出来る様、事前に了承を得る必要があります。
先に対応して頂ける物件選びが重要
賃貸借契約の手続き
保証人様には、帰国前に契約書への署名押印をお願いしてください。
不動産会社から先に、保証人様へ契約書類等を郵送し、署名&押印の上返送していただきます。帰国後、返送された契約書類等に契約者(入居者)の署名押印を頂きます。
契約書の署名押印後、不動産会社より鍵のお渡しとなります。残りの提出書類(国内で用意する書類)がある場合、後日、必ず提出していただきます。
海外でも住民票の提出が必要
契約時の提出書類として、多くの賃貸では「住民票」が必要になります。不要な物件もありますが、これを条件とすると、お部屋はなかなか見つかりません。
問題は、海外転出届を提出されている方は国内に住民票がないことです。
住民票がなければ契約はできません。
柔軟に対応できる管理会社や貸主であれば、契約後の提出でも認めるケースはあります。
帰国後直ぐの入居でなければ、実家またはマンスリーマンションなどに住民票を転入するしかありません。
※住民票の移動を禁止しているマンスリーマンションもあります
海外からの引っ越しは業者選びも大切
海外からの引っ越しは、通常の契約手続きとは大きく異なります。
お部屋探しのポイントは、理解ある貸主と融通の効くマンション管理会社の物件を選ぶことです。
例えば、住民票の提出を求めない管理会社もあります。
それらの情報はネットでは得ることができません。
海外からのお部屋探しを円滑にすすめるには、経験・情報・交渉力のある不動産仲介業者を選ぶことが最重要です。
一時帰国時にお部屋を内覧
一時帰国時にお部屋を内覧する場合、ネット回線の確保は重要です。
国内での連絡手段、物件情報の収集にスマホは不可欠です。
そんなときは【Wifiレンタルどっとこむ】が便利。データ無制限プランがお役に立ちます!
空港での受取返却も可能です。